ceramicsstar_project

デザイナーceramicsstarのサイトです。オリジナル作品の紹介、建築、美術、日常のことを書いています。

 本サイトはプロモーションが含まれています

2回目のシリコンカーバイドによる本焼き

『溶岩釉』を再度パターンを変えて素焼きから本焼きへ。 釉薬の塗り方を変えてみる うつわの見込み側にタルクマット釉を 結果わかったこと 釉薬の塗り方を変えてみる タルクマット釉の釉薬量に対してシリコンカーバイド約3.5%の量を混入した釉薬を作り、生…

本好きなら出掛けよう『松本本箱』

一昨日の続きで『松本十帖』のことを。 『松本十帖』には『松本本箱』と『ホテル小柳』のふたつの宿泊施設があります。 『松本本箱』のブックストアと『ホテル小柳』客室、施設内の温泉『小柳乃湯』について書きます。 浅間温泉の松本十帖はこんな場所 pic.t…

最新のブックホテルがある極上の宿『松本十帖』

今は緊急事態宣言により旅行どころではないですが、以前仕事で出向いた長野県松本にある『松本十帖』のことを書きます。新宿駅から松本駅まで『特急あずさ』で2時間40分。そこからタクシーで20分程度の浅間温泉内に『松本十帖』はあります。 コロナ禍もいつ…

謎解き 陶芸は奥深い

やきものの釉薬『溶岩釉』で作陶。再度パターンを変えて現在素焼き中。 先回生乾きの状態で施釉して乾燥させていきなり本焼成。 やはり釉薬の浸透が悪くいまひとつ。不出来に落胆。 今回は素焼きします。素焼きの前の状況を記録しました。 釉薬の塗りのパタ…

黒いうつわの3つの表現

黒いうつわを3タイプ焼いてみました。いままでの作品に多く使われている釉薬を組み合わせての作陶です。いくつか試してみて改良を進めればと思います。 『コブルストーン』の混入 黒マット釉+瀬戸黒釉 志野釉+瀬戸黒釉 酸化 次のステップ 『コブルストー…

シリコンカーバイドを使って溶岩の質感を出す

やきもの釉薬『溶岩釉』でうつわを焼いてみました。イギリスの陶芸家ルーシー・リー**の作品に多く使われています。この釉薬は焼成の途中にガスが発生し、泡の出方で焼き上がりの器の表情が大きく異なります。 『シリコンカーバイド』の混入 マンガン釉+αに…

即席の石膏型は豆皿制作に最適。 【そのⅢ】

陶芸の石膏による成型方法の豆皿編。今回は豆皿用の石膏型を作って泥漿を流し成形しました。やっと成功した。 素焼き後の豆皿 石膏型の制作工程 石膏型に泥漿を流し込む 最後は轆轤で仕上げる 石膏型を作成してわかったこと 石膏型の制作工程 先回と同様に『…

即席の石膏型で皿をつくってみた。 【そのⅡ】

陶芸の石膏による成型方法のチャレンジの続きです。 失敗を重ねての工程。話に聞いた通り難しい。 素焼き前のなんとかできた乾燥品 石膏型の制作工程 大きな皿には向かない石膏型 使用には限定される石膏型の理由 石膏型の制作工程 先回は成形用の型の材料を…

 イッタラ表参道 ストア 『フィンランドデザイン』体験型ショップに感激

引き続きiittalaの新しいショップ『イッタラ表参道 ストア&カフェ』ストア側のリサーチ。新しいお店の特徴やインテリア、商品などを見てみました。 『イッタラ表参道 ストア&カフェ』のストアの入口 イッタラ世界観を体験 必見!!ディスプレイで『bird』…

世界初のイッタラのカフェ リサーチ『iittala Omotesando store & café』

建築家 隈研吾氏が内装デザインを手掛けたiitttalaの新しいショップ『イッタラ表参道 ストア&カフェ』が2021年2月19日にオープンしました。。 遅ればせながらリサーチしてみました。 『イッタラ表参道 ストア&カフェ』のカフェ外観 イッタラ世界初…

即席石膏型にチャレンジ 【そのⅠ】

陶芸の成形には3種類の成型方法があります。ひとつは手練りによる成形、次にろくろ成形、そして石膏による成型方法です。石膏による簡単な成型方法を考えてみました。 石膏型で用意するもの 石膏型の下準備 石膏を流し込む 石膏型で用意するもの まず成型に…

主流になるかも次世代型ホテル

三井不動産グループの新しいホテルブランドの『sequence』シークエンス。 東京ドームの最寄り駅 JR水道橋駅前にオープンした次世代を予見するホテルについて書きます。 『sequence | SUIDOBASHI』外観 都心の次世代ホテル 非接触による衛生管理 共用部と誘導…

新しい国立競技場の楽しみ方

東京オリンピック、パラリンピックのメイン会場『国立競技場』。 今回は仕事で訪問したこの場所について書きます。 『国立競技場』 外観 エコを考えたスタジアム 波乱万丈の設計コンペ 環境配慮型のスタジアム 建物の木材のディテール 屋根と植栽の材料 最後…

丘の上の我が家のようなホテル

東京のクラシックホテル『山の上ホテル』別名『HILLTOP HOTEL』。 今回は仕事で訪問したこの場所について書きます。 『山の上ホテル』 外観 アールデコ様式の建物外観 2019年~2020年の改修工事 階段の意匠が素晴らしい ヴォーリズのインテリアのディテール …

家族より近いコミュニティライフ

非常事態宣言が3月7日までの延長が決まりました。 今後の都市での生活について考えてみました。 都市での生活の密度 コロナ禍での生活 コンパクトシティでのメリット 地方の税収が安定 経済活動が活性化 移動手段の変化による環境改善 富山市による成功例 理…

三國シェフと建築家 隈研吾がコラボしたレストラン

新幹線で熱海まで45分そこから伊豆高原まで45分もしくはJR『特急踊り子号』で2時間。東京から足を伸ばしてロケーションの良い極上の空間で食事が出来ますよ。 そんな場所が『ミクニ伊豆高原』。 今回は仕事で訪問したこの場所について書きます。 伊豆急行伊…

テレワーク 移住するなら『小田原』

コロナ禍で企業のテレワークが進む中、今東京から離れて地方へ移住を考えている家族が多くなってきたと言われています。その中で関東圏で新幹線なら33分の『小田原』そして東海道線で1時間30分の『湯が原』が人気だそうです。 今回は小田原について書きます…

『スタジオジブリ』邦画アニメの著作権

海外でも人気を誇るアニメ制作会社『株式会社スタジオジブリ』。アニメ界の歴史に残る数々の作品を制作してきました。そのジブリの2020年9月18日と10月16日のニュースと作品の著作権のことを書きます。 『スタジオジブリ』を知ってもらうこと 『スタジオジブ…

『ソラリス』3つの作品の徹底比較 小説と2本の映画

ポーランドのSF作家スタニスラフ・レムが1961年に発表したSF小説『ソラリス 原題:Solaris』とソダバーグ版の映画『ソラリス』タルコフスキー版の映画『惑星ソラリス』を比較してみる。 『ソラリス』作品の独断的な比較ポイント SF小説『ソラリス』:ストー…

【陶芸】溶岩のような気泡の質感を出したい。

やきものには釉薬の化学反応でユニークな表情や質感を表現できるものがあります。『溶岩釉』と言う釉薬はルーシー・リーが作品の表現に用いたりしています。この釉薬による焼き上がりのうつわの雰囲気は空気の泡の出方で全体の印象は大きく異なります。 溶岩…

【陶芸】轆轤(ろくろ)で照明器具とうつわを作る【技術】

回転運動を利用するさまざまな装置を『轆轤』と言います。陶芸の電動轆轤は金属加工の旋盤の様にどうしても早く轢けない。今回はそんなことについて書きます。 轆轤とは 木工・金工の旋盤加工による轆轤 具体的なアルミ材旋盤加工による轆轤 陶器の電動轆轤 …

【国立博物館・平成館】桃山時代って独創的で凄い【桃山ー天下人の100年】

JR上野駅の『上野公園口』から上野恩賜公園内を通り右手噴水の前方には『国立博物館』更に斜め左手に行くと『平成館』があります。昨年『平成館』で開催された特別展『桃山―天下人の100年』のことを書きます。 東京都国立博物館平成館 『桃山美術』みるべ…

現代美術って楽しい『ジュリアン・オピー』の仕事

2年前に初めて見たイギリスの現代美術のアーティストのひとり『ジュリアン・オピー』のことを書きます。 ジュリアン・オピー (Julian Opie) シンプルな点と線による人物。 イギリスの次世代の現代美術アーティスト 日常の暮らしの中のアート 立体的な表現…

みんなだいすき『レオ・レオーニ』の絵本

人がこの世に生を受け初めて接する書物とは『絵本』。世の中には絵本作家と呼ばれる人たちはたくさんいます。わたしの好きな絵本作家のひとり『レオ・レオーニ』のことを書きます。 レオ・レオーニ (Leo Lionni) 絵本作家までの道のり 遅咲きの絵本作家 イ…

すべてのひとを魅了するスタイル『ルーシー・リー』

陶芸作家『ルーシー・リー』。いまさらなにを書くのかと言われるくらい著名でインテリア好きの若い女性にも人気の陶芸作家です。日本のファッションデザイナー『三宅一生』も注目していた彼女の陶芸作品。わたしが敬愛する陶芸家『ハンス・コパー』はイギリ…

工の芸術の過去と未来を繋ぐ『国立工芸館』

東京国立近代美術館工芸館は惜しくも閉館。石川県に移転の計画が進められ2020年10月25日オープンしました。開館の記念展示として『国立工芸館石川移転開館記念展1』が新しく開館した『国立工芸館』で開催されています。 工芸館移転について | 東京国立近代…

不思議な世界観が魅力『ショーン・タンの世界』

9月『そごう美術館』にて開催された展覧会『ショーン・タンの世界展-どこでもないどこかへ-』好きな絵本作家『ショーン・タン』のことを書きます。現在は北九州市に巡回中です。 ショーン・タン やはり好きな絵本は『The Arrival(アライバル)』 不思議…

独自の世界観による建築『村野藤吾』

昭和の幻想的な内部空間による劇場建築『日生劇場』の建物を設計した建築家『村野藤吾』の建築物のディテールの魅力について書きます。 村野藤吾の建築 日生劇場 異色の『建築外観ディテール』 『日生劇場』の劇場天井に使用した素材は? 類を見ない曲線建築…

『前川國男』建築ディテールのこだわりが凄い

建築家 前川國男とは ル・コルビュジエ、アントニン・レーモンドの元で建築を学び、近代モダニズム建築の旗手として、第二次世界大戦後の日本建築界をリードしました。1960年代半ば以降、前川は産業社会とそれを支える合理主義のいくつかの側面にきわめて批…

無限の紙の世界

1899年創業の紙の専門会社『竹尾』。紙の加工技術や表現の幅そして台紙の完成度が高いことでは業界では知られています。 『空気の器』をトラフ建築設計事務所がアートディレクション&デザイン委託して製作販売した会社として有名ですね。紙の特性を知り尽く…