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八郎潟を考えながら絶品『稲庭うどん』を食す【Vol.2】

秋田県『八郎潟』。八郎太郎伝説のまち。

小学校の時に初めて先生に聞いた記憶がある秋田県中心に伝承されている龍神伝説のことですね。

十和田湖・田沢湖・八郎潟を舞台に展開するスケールの大きいお話でしたが、創造力を働かせて聞いたことを思い出しました。

 

どこまでも続く八郎潟

主人公、八郎太郎は、またぎの2人の仲間と十和田の山奥へ入った時、捕まえたイワナがあまりにも美味しかったため、山で捕ったものは仲間みんなで分け合うという『山の掟』を破り、仲間の分まで食べ尽くしてしまいます。

喉が渇いて33夜にわたって川の水を飲み、33尺の龍へと姿を変えてしまう。

その報いを知った八郎太郎は、十和田山頂に湖を作り、そこの主になった。その湖が十和田湖。

ある日そこへ南祖坊と言う修行僧が表れ7日7晩戦い、八郎太郎は十和田湖を追われてしまう。

そのような追われる旅を続けてたどり着いたのが日本海近くのこの場所。

湖を作る場所を決めた八郎太郎は天瀬川の老夫婦の家を訪ね、明朝に鶏が鳴くと同時に洪水が来るからここから離れるようにと伝え、湖を作り始めた。

逃げる途中、老夫婦の妻が糸巻を忘れたことに気付き家に戻るが逃げ遅れたため、八郎太郎は老夫婦をそれぞれ別々の岸へと放り投げて助けた。

夫は湖の東岸の三倉鼻に、妻は北西岸に祀られている。

出来上がった湖が『八郎潟』である。

『JR八郎潟駅』

八郎潟駅の西側

駅前には八郎太郎伝説の壁画があります。

山々を背景にどこまでも続く田畑

八郎潟駅から車で移動。

秋田県は風力発電、地熱発電利用など再生可能エネルギーの導入を日本国内でも積極的に進めている県です。

日本国内の最大級の新エネルギー供給基地を目指していることもあり、ここ八郎潟周辺は、新しく整備された県道42号男鹿八竜線の道路沿いに風力発電タワーがいくつも整備されています。

右手の前方の防風林に沿って特異な風景を作っています。

左手は日本海側の連続して建設された洋上風力発電。

2020年度の段階で風力発電は県内の発電電力量の40%近くに相当するそうですね。

そして建設需要は秋田県自体の経済効果にも大きく反映されています。

工業団地の整備も考えられ水素発電や水素ステーションなども考えているようです。

 

しかしこの八郎潟は広い干拓地で全体感がつかめないくらい広い。

『八郎潟駅』から車で『道の駅おおがた』に到着。

県道42号男鹿八竜線沿いにあるこの道の駅には地域特有の海産物、野菜などを販売しています。

秋田県内で最大規模を誇る農産物直売所『産直センター 潟の店』です。

【公式】産直センター潟の店|道の駅おおがた|秋田県大潟村

まだ竣工して間もないようでトイレも新しい。

幼児用トイレ、車椅子利用への配慮がされたバリアフリートイレ。

近隣には「男鹿国定公園」や「大潟村干拓博物館」などもある。

産直品がたくさんあり、しかもリーズナブル

秋田産直センター 潟の店
〒010-0445
秋田県南秋田郡大潟村字西5丁目2番地
TEL:0185-22-4141

ここ『八郎潟駅』から『秋田駅』まで30分。

1時間に1本程度ですのでご注意を。

今年は『秋田竿灯まつり』は開催されるようですね。

駅は提灯のディスプレイが多かった。

恐るべし『稲庭うどん』

翌日は『田沢湖クニマス未来館』で秋田市内は今日も最高気温更新のような暑さ。

秋田の夏はとても爽やかな暑さでした。

田沢湖に向かう前に『秋田芸術劇場 ミルハス』対面にある安藤忠雄事務所が設計した『秋田県立美術館』の裏側にある『エリアなかいち』の1階にある『寛文五年堂』へ。

お店は新しく和風の佇まい

写真の右手にあるような美術工芸品を並べて日本画などを飾って清潔で静かな店。

カウンターと右手にテーブル

左手奥には座敷があります。

おすすめは稲庭うどんの食べ比べ。

稲庭うどんフェア - 秋田のおすすめ稲庭うどん 寛文五年堂秋田店

夏ですから冷たいうどんの『生麺』と『乾麺』の食べ比べを二種類の付けだれは醤油ベースのつゆとゴマダレで。

左手『生麺』右手『乾麺』手前の小鉢『いぶりがっこ』と『シイタケの煮しめ』です。

麺が茹で上がる時間が結構かかりましたが、丁寧に茹でて盛り付けています。

麺は十分に冷水で洗い冷えていますね。氷が添えられていて清涼感が抜群です。

『乾麺』

『生麺』はつやつや。

比較してみての感想は『生麺』の美味しさが素晴らしい。弾力、こしの食感、小麦の美味しさやのど越しは今まで食べた『稲庭うどん』の概念をくつがえすものでした。

『乾麺』は『生麺』よりやや細く、どちらかと言うと温かいうどんに向いているように思いました。

 

生麺は、乾麺と同じ工程の『手綯(てない)』の後『寝かせ』たものをざっと延ばし、微妙に乾き過ぎず、適切な乾燥度合によりあの独特の食感と風味が出るそうです。

一日の量も少なく、とにかく是非『生麺』を食べるのをおすすめします。

■お届け物は下記より

www.kanbun.co.jp

満足して『秋田駅』へ

秋田駅から出発する『こまち24号』

座席はリクライニングでヘッドレストの頭の両側を支えてくれる。

 

田沢湖に向けて出発

『秋田駅』から『田沢湖』へは新幹線で1時間程度。

秋田新幹線のホームは在来線の様な路線。

駅から離れると周りは田園風景でこれ在来線でないかと思うほど線路と線路わきの農地や住宅が近い。

聞いた話によると地域に住んでいる人は線路を徒歩で渡らしい。

田畑の間を走るので致し方ありませんとは言いずらい。

『田沢湖』到着。とても新幹線のホームにはみえない。

連絡通路から見下ろすと在来線の駅のよう。

では次回『田沢湖』と『三湖伝説』について書きます。

秋田県公式観光サイト [アキタファン]

 

■稲庭うどんの基礎知識

いなにわ手綯うどんについて - 手作り稲庭うどんの【寛文五年堂】|株式会社 寛文五年堂


www.kantou.gr.jp

下記サイトでオリジナル商品を販売しています。
よろしくお願いいたします。