映画の中に登場する好きな車について書きます。
007シリーズの『アーストン・マーティン』、ミッションインポッシブルのシリーズに出てくるBMWなど映画の中での車は俳優のかっこよさを演出する必須アイテムです。わたしの好きな車は1960年代の車。古い時代設定の映画に出てくることが多いです。
- 『ブリット(Bullitt)』
- 『ジャッカルの日(The Day of the Jackal)』
- 『タイピスト!(Populaire)』
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド (Once Upon a Time in Hollywood)』
- 『ラッシュ/プライドと友情 (Rush)』
『ブリット(Bullitt)』
スティーブ・マックイーン:フォード・マスタングGTファストバック/1968年
ブリット - Wikipedia
2020年の1月10日のオークションにかけられ、記録的な入札額340万ドル(3億7000万円)で落札された1968年型フォード・マスタングGT。
『ブリット』の撮影では2台が車が使用されました。マックイーンファンの芸能人もこの車に憧れている方が多いです。映画の中でサンフランシスコ市内の坂をジャンプして駆け回るカーチェィスは今見ても凄い。エンジン音も骨太で今の車には決してない魅力があります。
CGなどは無い時代ですからハイランドグリーンのマックイーンが運転した車とスタントに使われた『ジャンプ用』の車は別に用意されていたようです。
『ジャッカルの日(The Day of the Jackal)』
エドワード・フォックス:アルファロメオ・ジュリエッタ・スパイダー/1955年~1965年 シャルル・ド・ゴール大統領公用車:シトロエンDS
フレデリック・フォーサイスの小説。1960年代のフランスのシャルル・ド・ゴール大統領暗殺を企てる武装組織が雇ったプロの暗殺者『ジャッカル』と暗殺を阻止する側のサスペンス映画。エドワード・フォックスが演じるジャッカルがイタリアで調達した白いレンタカーは初代『アルファロメオ・ジュリエッタ・スパイダー』。
イタリアから山越えをして途中にブルーに車体を塗り替え南フランスより入国します。映画では車の運転席のフロントガラス越しからや俯瞰の全景、美しい車体のバックショットが映像に出てきます。
この車はダスティン・ホフマン『卒業』にも登場していますね。
そしてシャルル・ド・ゴール大統領の公用車にも使用されたシトロエンDS(Citroën DS )は、1955年にフランスで発表されたもの。黒のシトロエンDSが何台も乗り付けて連ねて走る姿は壮観でした。車から近いショットも結構出てきます。
『タイピスト!(Populaire)』
ロマン・デュリス&デボラ・フランソワ:パナール・ディナZ(Panhard Dyna Z)/1954年から1960年
この映画タイプライター『Japy Populaire)』の機種名をそのまま”Populaire”(ポピュレール)と原題にしています。当時の花形の職業『タイピスト』のお話。保険代理店主の猛特訓によって、フランスの田舎育ちの若い女性が世界最速のタイピストを目指す物語です。古い映画ではなく1958年-1959年の時代設定でフランス北部を舞台にしています。主役の女性もキュートで服装のセンスも良く、ぜひおすすめの映画です。
パリのエッフェル塔近くを疾走するルイとローズが乗る車『パナール ディナZ (Panhard DynaZ) 』この車とてもおしゃれなコンパクトカーでなんと前開きのドア。ぜひ本物をみてみたいのですが、現在は希少で日本にあるのかどうか。1950年代の名車のひとつらしく個性的でなかなかキュート。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド (Once Upon a Time in Hollywood)』
ブラッド・ピット:カルマンギア その他MG-TD、MG-B、/1969年
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド - Wikipedia
映画の時代設定は1969年。クエンティン・タランティーノの最新監督作。レオナルド・」ディカプリオ&ブラッド・ピット初共演の映画です。
売れなくなったかつての名俳優とスタントマンの友情の映画。当時のハリウッド映画の黄金期の光と闇を描いた映画です。ブラッド・ピットが乗る『フォルクスワーゲン・カルマンギア』『ポルシェ911』『キャデラック』そしてロマン・ポランスキー夫妻が乗っている旧式のラダーフレームの『MG-TD』そしてこの映画のワンシーンでイギリスのモノコックボディのオープンカー『MG-B』が一瞬出てきます。 車に興味がないとたぶん見逃します。
【レース映画としておすすめ】
『ラッシュ/プライドと友情 (Rush)』
車やレース自体を映画の主題にしたものはいくつかあります。
1970年代のF1レーサー ジェームス・ハントとニキ・ラウダの戦いと友情を描いた作品。この映画何度も観ましたが、存命のラウダ氏のインタビューにより、ストーリーは史実に基づいているのでリアルな実話。フェラーリに乗る沈着冷静なニキ・ラウダとマクラーレンに乗る奔放で誰からも愛される天才型のジェームズ・ハント。レースよりも人間模様が出ていてライバル同士の友情も素晴らしい良い映画でした。
最後に
以前わたしが乗っていたイギリス車『MG-B』。購入した時は綺麗にコンバ―ションして乗っていましたが、さすがに乗るには傷みも激しく手放してしまいました。
しかしながら次に引き渡すオーナーがフルレストアして新品に仕上げて乗るそうです。わたしも含めると4人のオーナーに引き継がれて行き、何十年かけて乗り継いでいけるのもビンテージカーの魅力です。最後以前乗っていた『MG-B』を写真を投稿します。
ceramicsstarでした。
下記サイトでオリジナル商品を販売しています。
よろしくお願いいたします。