『溶岩釉』を再度パターンを変えて素焼きから本焼きへ。
釉薬の塗り方を変えてみる
タルクマット釉の釉薬量に対してシリコンカーバイド約3.5%の量を混入した釉薬を作り、生乾きの状態で白化粧した白い泥釉のように薄く塗りました。
色釉を使ったり、タルクマット釉の量を増やしたりして調整。
素地が溶けて混ぜ合わさったように仕上げます。
この状態で素焼きしました。
素焼き後に施釉実験するのは下記の4パターン
①素焼き
タルクマットの釉薬の分量に対して約5%の量のシリコンカーバイドを混入した釉薬を濃淡のグラデーションを付けながら重ね塗りしてみました。
うつわの内側はタルクマット釉で内側の底の丸い部分はスペーターが塗ってあります。
②本焼き
見込み側はタルクマット釉を筆で塗り内側の底の丸い部分は念の為、更にスペーターが塗ってあります。裏側はタルクマットの釉薬の分量に対して約3.5%の量のシリコンカーバイドを混入した釉薬を筆で塗りました。
①素焼き
見込み側は青銅釉+シリコンカーバイドを混入したタルクマット釉に濃淡を付けて塗りました。裏側は更にタルクマット釉にシリコンカーバイドを入れたものを上から塗りました。
②本焼き
見込み側はタルクマット釉を塗り青銅釉を厚めにムラを付けて塗りました。裏側は更にタルクマット釉にシリコンカーバイドを入れたものを上から塗りました。
うつわの見込み側にタルクマット釉を
今回は素焼き前に色の釉薬を塗り、その後見込み側に釉薬を掛け、必要な個所にシリコンカーバイドを混入したタルクマット釉を混ぜ合わせながら刷毛で塗りました。
①素焼き
見込み側は無釉で裏側は桜花釉にタルクマット釉にシリコンカーバイドを入れたものを刷毛で混ぜ合わせました。
②本焼き
見込み側は一層目にタルクマット釉を二層目に桜花釉を筆で塗りました。裏側は桜花釉にタルクマット釉にシリコンカーバイドを入れたものを刷毛で塗りました。
①素焼き
見込み側は無釉で縁の部分はタルクマット釉を刷毛で上に塗りました。
裏側になまこ釉+タルクマット釉を混ぜて掛けました。
②本焼き
見込み側はタルクマット釉を刷毛で塗りました。裏側はタルクマット釉で下の部分になまこ釉を掛けました。
結果わかったこと
素焼きの工程を入れないと水分を吸収せず釉薬が乗らない。
・釉薬を薄く掛けて800℃で素焼きをして、施釉掛けして本焼きを行う。
・釉薬の濃度を調整しながら層の厚みは通常の釉掛け程度に。
・シリコンカーバイドの分量は少なめに本焼きを行う。
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