四季の変化を味わう、Leaf型の陶器製箸置き。
葉が新緑から紅葉、落葉へ移り変わる様子と青空を表現しました。表面の表情は大きく2種類。手作りなので一つ一つのかたちが微妙に異なります。
leaf型陶器箸置き・5colors【箸や万作】【The ichi】
5つ並べると色のグラデーションが美しい。表面が縦筋と横筋がこの箸置きの特徴。
ひねりを加えて丸い箸を置いたとき、箸置きとしての使い易さや安定感を確認しています。ふっと手に取りたくなる箸置きです。テーブルまわりに温かみが添えられて。
箸置きは全5色
緑色
爽やかで涼やかな緑色の箸置きは、新緑の葉を思わせます。幾重の筋模様と織部釉の濃淡の深みが落ち着きを与えます。
黄色
筋模様と紅葉の黄色の葉をイメージしたデザイン。細かい筋模様と黄色が新鮮さを感じさせます。下地の白を生かしたやさしい淡い黄色の箸置きです。
赤色
深みのある赤の色合いと茶色の色味の変化を付けた存在感のある箸置き。食卓も華やぎ強い主張を持つ華美な印象です。茶色は部分的に金色にも見えます。
茶色
落葉を思わせるような色合いと釉薬の持つ艶の変化が特徴。茶色の釉薬の色合いと降り始めの雪をイメージしたかすかな斑点を乗せている。
群青色
憂をおびたモダンな群青の箸置き。葉の色ではなく紺碧の空をイメージさせる箸置きです。箸の色とコーディネートする楽しみも広がります。
製作の裏側をご紹介
こちらのLeaf型陶器箸置きは当社にて製作をしています。繰り返し試作をおこなったのですが、デザインと工程で意識したのは次のようなことでした。
●陶器で製作、金属の型を使い手作りならではの味わいのある箸置きにしたい。
●季節を表現する単色と釉薬の変化による多彩な色合いを出したい。
●作品として唯一無二でありたい。
こちらは初期の試作品。最初は7cm~8cmの大きな葉をイメージしたもの。
焼成後の変形も大きく、やや大振り過ぎて可愛さが欲しい。
角のエッジが立ち過ぎてかたちが大きい。
色の組み合わせがやや冷たく華やかさが足りないように。
釉薬の組み合わせや白い斑点の工夫が必要。
例えば赤の箸置きの本焼き焼成前はこのような感じになります。
最終候補に残った試作品。一番右は織部釉を使った緑色に変更しました。
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