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デザイナーceramicsstarのサイトです。オリジナル作品の紹介、建築、美術、日常のことを書いています。

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特大サイズの明兆の大涅槃図

京都『東福寺』に来た目的は『大涅槃図』特別公開を見ることでした。 『吉山明兆』57歳の時の縦11m、横6mの大作です。 東福寺 法堂 東福寺が話題 吉山明兆の大作に驚嘆 『山門』も期間限定公開 東福寺が話題 今年は『東福寺』が大きくクローズアップされて…

紅葉の季節に京都東福寺

京都『東福寺』は京都市東山区本町にある臨済宗東福寺派の総本山 広大な敷地面積には多くの塔頭、寺院を囲む建物で構成されています。 今は紅葉の季節で多くの観光客で賑わっていることと思います。わたしがココに来たのは5月ですから随分と様相は異なりま…

気になる陶芸家 野口悦士さん【Vol.3】

陶芸の世界は奥深い。2回目に引き続き、昨年気になった作家の方の作品の展覧会について書きます。 深い緑青色の皿 野趣とモダンが融合したスタイル うつわとデザートの対比 野趣とモダンが融合したスタイル 三人目は鹿児島県で作陶されている『野口悦士』さ…

気になる陶芸家 小野象平さん【Vol.2】

陶芸の世界は奥深い。前回に引き続き、昨年気になった作家の方の作品の展覧会について書きます。 小野象平の黒化粧鉢 黒のバリエーション 新作の黒化粧とアート作品 お勧めの黒化粧リム鉢 黒のバリエーション 二人目は高知県香美市で作陶されている『小野象…

気になる陶芸家 小澤章子さん【Vol.1】

陶芸の世界は奥深い。そして日本人にはやきものやうつわを愛する国民性というものがある。個人の好みの振れ幅も大きいですね。 昨年、気になった作家の方の作品の展覧会について書きます。 炭化灰釉茶盆 炭化と灰釉の風合い アーティステックな作品 炭化と灰…

やきものの神様がいる街『有田』Ⅲ

九州佐賀県を代表するやきもの『有田焼』。 有田にはやきものでできた鳥居がある神社そしてやきものの神様もいると聞いていて是非行ってみたかった。自転車で疾走して向かいました。いざ。 まさにやきもの神社 愛すべき有田の町 陶山神社のやきもの製の鳥居 …

インターナショナルな陶磁器『有田』Ⅱ

九州佐賀県を代表するやきもの『有田焼』。 1616年に日本で最初の磁器として開窯し、400年以上日本での歴史に寄り添ってきた有田。江戸時代から国内外に流通し、日本を代表する焼き物として評価されてきました。 有田川に架かる『東の前橋』1mの高さはある有…

新しい鉄道の旅『有田』Ⅰ

九州有田市。やきものが好きな方ならご存じの『有田焼』の街だ。 代表的窯元と言われる有田焼の三右衛門:源右衛門窯、今右衛門窯、柿右衛門窯と言った窯元。その他わたしが好きな香蘭社も有田の窯元のひとつ そんなやきものの街と乗り物の旅について書いて…

堺のグルメと観光

堺市の市内中心部を走る市電『阪堺電車』(はんかいでんしゃ)。大阪市と堺市を繋ぐ路線で大阪天王寺から南海浜寺公園までどこまで行っても230円です。 この電車の路線はまだ古い車両なども使われていて、町の中を電車はゆっくりと走り、情緒豊かな風情を感じ…

地元に愛されて、環濠都市『堺』

大阪府の泉北地域にある政令指定都市『堺市』。なんば南海難波駅から空港線に乗って10分で堺駅に到着。『環濠都市』と言われている堺のまちなみを散策してみました。 環濠都市の面影が残る土居川を望む 町割が変化した堺 千利休の面影を残すまち 堺の歴史と…

細く長い人 『アルベルト・ジャコメッティ』

2022年印象に残った展覧会のことを写真とともに紹介します。 今回はイタリアの彫刻家『アルベルト・ジャコメッティ』 わたしの好きな彫刻家です。 彫刻家『アルベルト・ジャコメッティ』 『フォンダシオン ルイ・ヴィトン』 彫刻の中に見える『生と死』 建築…

『フィン・ユール』彫刻のような椅子

2022年7月23日から10月9日に『フィン・ユールとデンマークの椅子』展が東京都美術館で開催されました。 デザイン大国でもあるデンマーク。 1940年代から60年代にはひときわ美しい名作家具がいくつも生み出されました。 華やかなひとつの時代を築き、今なお『…

『ジブリパーク』のタイルの世界

2022年11月にスタジオジブリの世界を表現した公園『ジブリパーク』が開設されました。そこにあるのは独自の世界観。夢のような世界。 その中の施設『ジブリの大倉庫』にある『中央階段』のタイル空間を紹介します。 『ジブリの大倉庫』の風景 『ジブリパーク…

石垣島の海 川平湾そしてグルメ【Vol4】

石垣島で綺麗な海岸はと訪ねると必ずでてくるのが『川平湾』 石垣島を代表する景勝地です。 『離島ターミナル』からは車で約30分のところにあります。 川平湾を展望台から見る 石垣島の海は限りなく透明 グラスボートで遊覧 石垣島の日常 石垣島のグルメ …

石垣焼の不思議【Vol3】

石垣島には独自のやきもの『石垣焼』がある。 いろいろと観光案内にも書かれており一度レンタカーで移動して工房を訪ねてみた。 石垣焼窯元 石垣島焼きとは 油滴天目の希少性 日本の三大曜変油滴天目のご紹介 石垣島焼きとは 日本の陶芸の里はいくつかある。…

石垣島でホテルを堪能【Vol.2】

竹富島から石垣島に戻ります。 宿泊先は『フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ』 『ユーグレナ石垣港離島ターミナル』からはタクシーで20分程度、空港からは送迎バスで35分程度でホテルには到着します。 市内のバスは本数も少なく利便性を考えるとタクシ…

石垣島・竹富島は冬でも最高【Vol.1】

2022年は体調不良で悩ましい1年でした。 すこし心も身体もリフレッシュしたい。 そうだ南の島に行こうと出かけたのが石垣島でした。 南ぬ島 石垣島空港 石垣島へ出発 『ユーグレナ石垣港離島ターミナル』から『竹富島』へ 大切な海とお墓 石垣島へ出発 石垣…

モノづくりの理想【陶芸その2】

モノづくりをすすめていると自分の立ち位置がわからなくなって迷走してしまう。 どのような世界観を出したいのか、なにがつくりたいのか、なにを表現したいのか。 作品のディテールアップ こんな作品を作りたい 桜の花の散った姿をかたちにした小鉢 釉の白に…

2022年美術展ベスト1 自然の生命力が溢れるミロクマチコ展

2012年にデビュー絵本『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)が第18回日本絵本大賞を受賞。その後、精力的に展覧会やインスタレーションで活躍する『ミロクマチコ』の個展が2022年4月5日(火)~ 5月23日(月)東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で…

金沢の工芸の美しさを体感【Vol.2 工芸編】

金沢は工芸品には美しさと品格がある。 そこには加賀100万石の歴史による華やかさや豪胆さもそこはかとなく感じられる。 山田登陽志『釉裏金彩』の手法の九谷焼 加賀に行ったら工芸品を見よう 『ひがし茶屋街』から『いしかわ生活工芸ミュージアム』へ 『ひ…

金沢茶屋街 志摩【まちなみ・建物編Vol.1】

今年は何故か金沢に縁がある。 三度目の金沢は秋とはいえ暑い。 昼間の『ひがし茶屋街』。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 北陸圏が便利になる 情緒豊かな『主計町料理料亭街』から『ひがし茶屋街』へ 希少価値のある国指定重要文化財『…

首都高速初の広大な憩いの場『川口ハイウェイオアシス』

車での長い距離を移動する高速道路。 運転者やその家族連れの休憩そして地元グルメ・名産品が楽しめるサービスエリア。 4月25日にオープンした東京都の首都高速道路初のハイウェイオアシス『川口ハイウェイオアシス』のことを書いてみた。 川口ハイウエイオ…

三湖伝説の物語 田沢湖の秘密【Vol.3】

秋田県『田沢湖』。 たつ子姫伝説の湖と言われています。 八郎太郎伝説との関係性を伝える龍神伝説。 十和田湖・田沢湖・八郎潟を舞台に展開する『三湖物語』ラストを飾るのは『田沢湖』 水鏡の様に空を映し出す田沢湖 『田沢湖』への行き方 神秘の湖『田沢…

八郎潟を考えながら絶品『稲庭うどん』を食す【Vol.2】

秋田県『八郎潟』。八郎太郎伝説のまち。 小学校の時に初めて先生に聞いた記憶がある秋田県中心に伝承されている龍神伝説のことですね。 十和田湖・田沢湖・八郎潟を舞台に展開するスケールの大きいお話でしたが、創造力を働かせて聞いたことを思い出しまし…

秋田の情緒:昼と夕闇 【Vol.1】

秋田県と言うと『なまはげ』『稲庭うどん』と言うくらいの非常に浅い知識しかない。初めて訪れた土地でしたが印象に残ることも多かったですね。 今年は東北三大祭りのひとつに数えられる『秋田竿燈まつり』が久し振りに開催されることになりその準備の最中で…

手ぶらグランピングとマグロラーメン【Vol.4】

鹿児島の港街 いちき串木野市。かつて宿場町、金鉱山、マグロ漁業で栄えた街は新たな街としてクローズアップされています。歴史、文化、アートなど街自体の取り組みとして独自の世界をPRしています。 いちき串木野市公式ホームページ 海が穏やかで夕陽が美し…

司馬遼太郎も訪れた沈壽官窯 鹿児島美山 陶芸編【vol.3】

鹿児島を代表する陶器工芸品 薩摩焼。薩摩焼の歴史を紐解くと遥か昔、安土・桃山時代にまでさかのぼる。その舞台となったのは鹿児島県の美山町。 陶の郷 苗代川 沈壽庵窯の佇まい 陶の郷 苗代川 多くの窯元を有する『美山』は鹿児島市からほど近く鹿児島本線…

地球スケールの仙巌園 建築編【vol.2】

鹿児島県の薩摩藩の別邸『仙巌園』。是非訪れたいと思っていた場所で、鹿児島滞在の3つの目的のひとつです。 『仙巌園』 超特急:鹿児島市内の最短観光コース 仙巌園の大スケール ゆとりの『薩摩御殿』 鹿児島のガラスと食 超特急:鹿児島市内の最短観光コー…

ぼっけもん鹿児島 街並み・建築編【vol.1】

鹿児島県の気質を連想する『薩摩隼人』もしくは『ぼっけもん』。『薩摩隼人』は豪快で勇敢『ぼっけもん』は鹿児島の方言で大胆な人、怖いもの知らずと言ったものがあり、男っぽさを象徴するイメージが漠然とある。 3日間の鹿児島滞在で決してそれだけではな…

浜田知明 モノトーンのシニカルな世界

『茅ケ崎市美術館』にて『浜田知明 アイロニーとユーモア』展が2021年12月11日から(土)2022年2月6日(日)まで開催されました。 早めに仕事が終わり茅ケ崎を散策し『茅ケ崎市美術館』に向かいました。 茅ケ崎市立図書館本館と茅ケ崎市美術館 社会批判の中…