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デザイナーceramicsstarのサイトです。オリジナル作品の紹介、建築、美術、日常のことを書いています。

ものづくり

ミステリアスで謎『マーク・マンダース』展

6月に東京現代美術館の企画展示『マーク・マンダース —マーク・マンダースの不在』展に出掛けました。楽しみにしていたこの展覧会。 新たに東京現代美術館の所蔵作品を紹介する「MOTコレクション」特別展示『マーク・マンダース:保管と展示』(7月17日~10…

rhizomatiks(ライゾマティクス) デジタルネットワークを超える表現の世界

6月の事前予約制の中、出掛けた東京現代美術館。 会期延長の中、『ライゾマティクス_マルティプレックス』を観てきました。ライゾマティクスの初めての美術館での展示は伝えたい世界が明快で斬新なものでした。 実験と開発による不思議な取り組み アーティス…

2回目のシリコンカーバイドによる本焼き

『溶岩釉』を再度パターンを変えて素焼きから本焼きへ。 釉薬の塗り方を変えてみる うつわの見込み側にタルクマット釉を 結果わかったこと 釉薬の塗り方を変えてみる タルクマット釉の釉薬量に対してシリコンカーバイド約3.5%の量を混入した釉薬を作り、生…

謎解き 陶芸は奥深い

やきものの釉薬『溶岩釉』で作陶。再度パターンを変えて現在素焼き中。 先回生乾きの状態で施釉して乾燥させていきなり本焼成。 やはり釉薬の浸透が悪くいまひとつ。不出来に落胆。 今回は素焼きします。素焼きの前の状況を記録しました。 釉薬の塗りのパタ…

黒いうつわの3つの表現

黒いうつわを3タイプ焼いてみました。いままでの作品に多く使われている釉薬を組み合わせての作陶です。いくつか試してみて改良を進めればと思います。 『コブルストーン』の混入 黒マット釉+瀬戸黒釉 志野釉+瀬戸黒釉 酸化 次のステップ 『コブルストー…

シリコンカーバイドを使って溶岩の質感を出す

やきもの釉薬『溶岩釉』でうつわを焼いてみました。イギリスの陶芸家ルーシー・リー**の作品に多く使われています。この釉薬は焼成の途中にガスが発生し、泡の出方で焼き上がりの器の表情が大きく異なります。 『シリコンカーバイド』の混入 マンガン釉+αに…

即席の石膏型は豆皿制作に最適。 【そのⅢ】

陶芸の石膏による成型方法の豆皿編。今回は豆皿用の石膏型を作って泥漿を流し成形しました。やっと成功した。 素焼き後の豆皿 石膏型の制作工程 石膏型に泥漿を流し込む 最後は轆轤で仕上げる 石膏型を作成してわかったこと 石膏型の制作工程 先回と同様に『…

即席の石膏型で皿をつくってみた。 【そのⅡ】

陶芸の石膏による成型方法のチャレンジの続きです。 失敗を重ねての工程。話に聞いた通り難しい。 素焼き前のなんとかできた乾燥品 石膏型の制作工程 大きな皿には向かない石膏型 使用には限定される石膏型の理由 石膏型の制作工程 先回は成形用の型の材料を…

即席石膏型にチャレンジ 【そのⅠ】

陶芸の成形には3種類の成型方法があります。ひとつは手練りによる成形、次にろくろ成形、そして石膏による成型方法です。石膏による簡単な成型方法を考えてみました。 石膏型で用意するもの 石膏型の下準備 石膏を流し込む 石膏型で用意するもの まず成型に…

【陶芸】溶岩のような気泡の質感を出したい。

やきものには釉薬の化学反応でユニークな表情や質感を表現できるものがあります。『溶岩釉』と言う釉薬はルーシー・リーが作品の表現に用いたりしています。この釉薬による焼き上がりのうつわの雰囲気は空気の泡の出方で全体の印象は大きく異なります。 溶岩…

【陶芸】轆轤(ろくろ)で照明器具とうつわを作る【技術】

回転運動を利用するさまざまな装置を『轆轤』と言います。陶芸の電動轆轤は金属加工の旋盤の様にどうしても早く轢けない。今回はそんなことについて書きます。 轆轤とは 木工・金工の旋盤加工による轆轤 具体的なアルミ材旋盤加工による轆轤 陶器の電動轆轤 …

【国立博物館・平成館】桃山時代って独創的で凄い【桃山ー天下人の100年】

JR上野駅の『上野公園口』から上野恩賜公園内を通り右手噴水の前方には『国立博物館』更に斜め左手に行くと『平成館』があります。昨年『平成館』で開催された特別展『桃山―天下人の100年』のことを書きます。 東京都国立博物館平成館 『桃山美術』みるべ…

現代美術って楽しい『ジュリアン・オピー』の仕事

2年前に初めて見たイギリスの現代美術のアーティストのひとり『ジュリアン・オピー』のことを書きます。 ジュリアン・オピー (Julian Opie) シンプルな点と線による人物。 イギリスの次世代の現代美術アーティスト 日常の暮らしの中のアート 立体的な表現…

すべてのひとを魅了するスタイル『ルーシー・リー』

陶芸作家『ルーシー・リー』。いまさらなにを書くのかと言われるくらい著名でインテリア好きの若い女性にも人気の陶芸作家です。日本のファッションデザイナー『三宅一生』も注目していた彼女の陶芸作品。わたしが敬愛する陶芸家『ハンス・コパー』はイギリ…

工の芸術の過去と未来を繋ぐ『国立工芸館』

東京国立近代美術館工芸館は惜しくも閉館。石川県に移転の計画が進められ2020年10月25日オープンしました。開館の記念展示として『国立工芸館石川移転開館記念展1』が新しく開館した『国立工芸館』で開催されています。 工芸館移転について | 東京国立近代…

やきもの好きに人気のうつわ『粉引』

やきものの作陶の技法のひとつに『粉引』と言う白い器の技法があります。 粉引の器をいくつか作ってみました。 粉引の白いうつわの魅力ってなに? 粉引とはどのように作られるか。 丼ものや麺などを盛るダイナミックな器 おつまみや漬物などを盛るかわいい豆…

波型ガラス箸置き・5colors【箸や万作】【The ichi】

瑞々しく動きのある、波型のガラス製箸置き。ガラスの質感に閉じ込められた筋の模様が、小さい世界に永遠を描きます。手作りなので一つ一つのかたちと色合いが異なり、揺るぎない個性を引き出します。 波型ガラス箸置き・5colors【箸や万作】【The ichi】 箸…

『酸化焼成』と『還元焼成』

やきものには『酸化焼成』と『還元焼成』と言う大きくふたつの焼成方法があります。同じ色の釉薬を使ってもこのふたつの焼成方法による焼き上がりの表情は大きく異なります。 酸化焼成と還元焼成 白い釉薬タルクマットを酸化焼成で焼く 白い釉薬タルクマット…

クリエイティブな5人の推しの作家

パナソニック汐留美術館にて開催された展覧会『和巧絶佳展 令和時代の超工芸』 現代と過去の工芸を繋ぐそして素材を越えたグローバルな美の世界を体験しました。 個人的に特にこれはおもしろいと思う注目の作家の方々の作品感想を書きます。 『桑田卓郎(く…

素敵なガラスアートの街 富山

富山県はガラス素材を街のアイデンティティとしてのイメージ作りに力を注いでいます。『ガラスの街とやま』と言われる所以は30年の月日をかけてまちづくり事業をすすめた努力とも言えます。富山市ガラス美術館と富山ガラス工房など教育、事業、観光と一貫し…

陶芸作家『ハンス・コパー』がなぜ好きなのか

陶芸作家『ハンス・コパー』。わたしが最も敬愛する陶芸家です。 独自のスタイルで陶芸界に革新をもたらした『ハンス・コパー』になぜ惹かれるのかそのことを書きます。 ハンス・コパーとは ハンス・コパーの魅力:3つのポイント 独自のスタイル 作品の特徴…

ミニ陶器製花器・8 category【minne】

野の花を愛でるような小さな花入れ。 花を生けることで気持ちが豊かになり、幸せを感じることができる花器を。 こころが和み、決して華美ではなく手のひらサイズ。 スタイルバリエーション 本焼きの酸化焼成前の状態をご紹介 インテリアシリーズ ミニ陶器製…

瓢箪型ガラス箸置き・9colors【minne】

縁起の良い、瓢箪型のガラス製箸置き。 ガラスの質感に閉じ込められたうねり模様が小さな世界に。手作りなので一つ一つのかたちと色合いが異なり、揺るぎない個性を引き出します。 箸置きは全9色 製作の裏側をご紹介 瓢箪型ガラス箸置き・9colors お求めは【…

leaf型陶器箸置き・5colors【箸や万作】【The ichi】

四季の変化を味わう、Leaf型の陶器製箸置き。葉が新緑から紅葉、落葉へ移り変わる様子と青空を表現しました。表面の表情は大きく2種類。手作りなので一つ一つのかたちが微妙に異なります。 leaf型陶器箸置き・5colors【箸や万作】【The ichi】 箸置きは全5…

黒の中に金色を映す小皿。

ものづくりの世界では、日常の中で発見したものを再現したい欲求にかられることがよくあります。それは大自然、天気、昆虫や植物であったり、やきものの世界では偶然性にまかせることもあるし、作為的なものもあります。 また研究を重ねることにより確実に再…