2020-01-01から1年間の記事一覧
陶芸作家『ルーシー・リー』。いまさらなにを書くのかと言われるくらい著名でインテリア好きの若い女性にも人気の陶芸作家です。日本のファッションデザイナー『三宅一生』も注目していた彼女の陶芸作品。わたしが敬愛する陶芸家『ハンス・コパー』はイギリ…
東京国立近代美術館工芸館は惜しくも閉館。石川県に移転の計画が進められ2020年10月25日オープンしました。開館の記念展示として『国立工芸館石川移転開館記念展1』が新しく開館した『国立工芸館』で開催されています。 工芸館移転について | 東京国立近代…
9月『そごう美術館』にて開催された展覧会『ショーン・タンの世界展-どこでもないどこかへ-』好きな絵本作家『ショーン・タン』のことを書きます。現在は北九州市に巡回中です。 ショーン・タン やはり好きな絵本は『The Arrival(アライバル)』 不思議…
昭和の幻想的な内部空間による劇場建築『日生劇場』の建物を設計した建築家『村野藤吾』の建築物のディテールの魅力について書きます。 村野藤吾の建築 日生劇場 異色の『建築外観ディテール』 『日生劇場』の劇場天井に使用した素材は? 類を見ない曲線建築…
建築家 前川國男とは ル・コルビュジエ、アントニン・レーモンドの元で建築を学び、近代モダニズム建築の旗手として、第二次世界大戦後の日本建築界をリードしました。1960年代半ば以降、前川は産業社会とそれを支える合理主義のいくつかの側面にきわめて批…
1899年創業の紙の専門会社『竹尾』。紙の加工技術や表現の幅そして台紙の完成度が高いことでは業界では知られています。 『空気の器』をトラフ建築設計事務所がアートディレクション&デザイン委託して製作販売した会社として有名ですね。紙の特性を知り尽く…
やきものの作陶の技法のひとつに『粉引』と言う白い器の技法があります。 粉引の器をいくつか作ってみました。 粉引の白いうつわの魅力ってなに? 粉引とはどのように作られるか。 丼ものや麺などを盛るダイナミックな器 おつまみや漬物などを盛るかわいい豆…
『石岡瑛子』 グラフィックデザイナー、アートディレクターであり衣裳デザイナー。企業人としてスタートし広告の世界から衣裳、映像の世界にまで高度成長期から時代を駆け抜けた強い女性。現在に2ヵ所で石岡瑛子の展覧会を開催しています。 東京現代美術館で…
瑞々しく動きのある、波型のガラス製箸置き。ガラスの質感に閉じ込められた筋の模様が、小さい世界に永遠を描きます。手作りなので一つ一つのかたちと色合いが異なり、揺るぎない個性を引き出します。 波型ガラス箸置き・5colors【箸や万作】【The ichi】 箸…
1921年当時国際的にも通じるような日本のホテルが今までは無かった東京。 帝国ホテルを日本の名誉あるホテルの地位にまで高めたのがアメリカの建築家『フランク・ロイド・ライト』の設計した『旧帝国ホテル本館(ライト館)』です。建築素材として使用したやき…
先日、仕事で箱根に行く機会があり、宮ノ下にある富士屋ホテルに立ち寄りました。 富士屋ホテルは2018年4月より創業以来初めてとなる改修で2年間の時間を掛けて全館の当時の設えはそのままに、内装を復元し水回りは新しい設備にして耐震化。新築の棟の増築も…
やきものには『酸化焼成』と『還元焼成』と言う大きくふたつの焼成方法があります。同じ色の釉薬を使ってもこのふたつの焼成方法による焼き上がりの表情は大きく異なります。 酸化焼成と還元焼成 白い釉薬タルクマットを酸化焼成で焼く 白い釉薬タルクマット…
1960年代のロック好きなら誰もが知っている伝説のトリオバンド『CREAM:クリーム』。エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーという凄腕のスタープレイヤー3人が集まったバンドです。紹介するのは1968年にロンドンのロイヤル・アル…
映画の中に登場する好きな車について書きます。 007シリーズの『アーストン・マーティン』、ミッションインポッシブルのシリーズに出てくるBMWなど映画の中での車は俳優のかっこよさを演出する必須アイテムです。わたしの好きな車は1960年代の車。古い時代設…
パナソニック汐留美術館にて開催された展覧会『和巧絶佳展 令和時代の超工芸』 現代と過去の工芸を繋ぐそして素材を越えたグローバルな美の世界を体験しました。 個人的に特にこれはおもしろいと思う注目の作家の方々の作品感想を書きます。 『桑田卓郎(く…
富山県はガラス素材を街のアイデンティティとしてのイメージ作りに力を注いでいます。『ガラスの街とやま』と言われる所以は30年の月日をかけてまちづくり事業をすすめた努力とも言えます。富山市ガラス美術館と富山ガラス工房など教育、事業、観光と一貫し…
陶芸作家『ハンス・コパー』。わたしが最も敬愛する陶芸家です。 独自のスタイルで陶芸界に革新をもたらした『ハンス・コパー』になぜ惹かれるのかそのことを書きます。 ハンス・コパーとは ハンス・コパーの魅力:3つのポイント 独自のスタイル 作品の特徴…
野の花を愛でるような小さな花入れ。 花を生けることで気持ちが豊かになり、幸せを感じることができる花器を。 こころが和み、決して華美ではなく手のひらサイズ。 スタイルバリエーション 本焼きの酸化焼成前の状態をご紹介 インテリアシリーズ ミニ陶器製…
カイ・フランクの定番の食器シリーズといえば、『Teema:ティーマ』。 長く愛される食器としては一番の商品ですね。 使ってみてその素晴らしさは実感できますよ。 『Teema:ティーマ』のシリーズの魅力を徹底研究します。 料理を選ばず使える スタッキング収…
日常品として、使いやすく普遍性のあるものがこの世には存在します。 いつの時代でも変わらず美しい『フィンランドデザイン』。『iittala:イッタラ』製品のデザイナー『カイ・フランク』が手がけた、 『ヌータヤルヴィ』のビンテージガラス商品の魅力を書き…
縁起の良い、瓢箪型のガラス製箸置き。 ガラスの質感に閉じ込められたうねり模様が小さな世界に。手作りなので一つ一つのかたちと色合いが異なり、揺るぎない個性を引き出します。 箸置きは全9色 製作の裏側をご紹介 瓢箪型ガラス箸置き・9colors お求めは【…
四季の変化を味わう、Leaf型の陶器製箸置き。葉が新緑から紅葉、落葉へ移り変わる様子と青空を表現しました。表面の表情は大きく2種類。手作りなので一つ一つのかたちが微妙に異なります。 leaf型陶器箸置き・5colors【箸や万作】【The ichi】 箸置きは全5…
ものづくりの世界では、日常の中で発見したものを再現したい欲求にかられることがよくあります。それは大自然、天気、昆虫や植物であったり、やきものの世界では偶然性にまかせることもあるし、作為的なものもあります。 また研究を重ねることにより確実に再…