やきものの作陶の技法のひとつに『粉引』と言う白い器の技法があります。
粉引の器をいくつか作ってみました。
粉引の白いうつわの魅力ってなに?
粉引とはどのように作られるか。
粉引(こひき)とは、朝鮮半島から日本に伝わった陶器のひとつです。由来は『粉を引いた(吹いた)ように白い』ことからその名前が付けられたようです。粉吹(こふき)と言う別の言い方もあります。
成型後の反乾きのにうつわに白い泥釉をかけて白化粧をします。その後素焼き。さらにその上から透明釉をかけて本焼きをします。粉引の魅力は白い器から素地の色が見える暖かさと趣のある佇まいです。今の時代でも多くのやきもの好きを魅了してきました。
丼ものや麺などを盛るダイナミックな器
成形時に竹箒で白化粧土による模様を施しました。釉薬は志野釉と石灰釉の二層の釉薬を掛けています。重量感のあるやや深めの鉢です。ダイナミックな書を思わせる竹帚の勢いを意識しました。白化粧の厚い部分には貫入(ひび)が入り、使いこむことにより味わいが出てきます。
サイズ:w178(mm)×90h(mm)×d178(mm)
この器は下記のサイトにて販売中
おつまみや漬物などを盛るかわいい豆皿
箸置きにしたリ、おつまみや漬物を盛ったりして使います。白い釉薬が透けて見える高級感のある豆皿です。可愛いシリーズとしてまとめました。下地に墨を塗って高台が黒くなっています。
サイズ:w89(mm)×30h(mm)×d89(mm)
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サイズ:w80(mm)×25h(mm)×d80(mm)
この器は下記のサイトにて販売中
サラダや煮物などを盛る用途の広い中鉢
少し背の高い品位の高い器として制作した1点モノです。
白土を使用し、白化粧を刷毛で模様を施しました。釉薬は志野釉と石灰釉の二層の釉薬のムラを付けました。釉薬の層の変化と流れ模様による変化が楽しめます。
サイズ:w130(mm)×h70(mm)×d130(mm)
この器は下記のサイトにて販売中
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