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『酸化焼成』と『還元焼成』

やきものには『酸化焼成』と『還元焼成』と言う大きくふたつの焼成方法があります。同じ色の釉薬を使ってもこのふたつの焼成方法による焼き上がりの表情は大きく異なります。

 

   

酸化焼成と還元焼成

酸化(さんか)焼成とは窯の中に完全に燃焼できる酸素を供給して焼く状態のことを言い、還元(かんげん)焼成とは窯の中に燃焼できる酸素が足りないいわゆる窒息の状態での焼成の状態のことを言います。

電気窯の場合は輻射熱と酸素のバランスが取れていて、酸素と金属成分が結び付きやすくなるのが『酸化』ですね。銅の酸化は緑青がそれにあたり、銅を含む釉薬を酸化焼成すると緑系の色になります。

燃料が燃えるためには、酸素が必要ですが、炉内の酸素が少ないと、釉薬の中の金属に結び付いている酸素まで奪ってしまいます。酸化金属から酸素が奪われることを『還元』不完全燃焼の状態のことを言います。錆びた銅から酸素を奪うと、新品の銅の調理器具のような銅の元の色(赤銅色)になります。銅を含む釉薬を還元焼成すると赤系の色になります。

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白い釉薬タルクマットを酸化焼成で焼く

タルクマット釉に白土を使用して酸化焼成を行うと非常にしっとりとしたまろやかな仕上がりになります。タルクマット釉の表側は厚く裏側は濃淡が出るように薄く釉薬を掛け、表情が出る様に配慮し酸化焼成しました。きめの細かい白土に釉を掛けるとこの写真の様になります。繊細な佇まいのお猪口です。

 サイズ:w70(mm)×30h(mm)×d70(mm)

 

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  この器は下記のサイトにて販売中

 

 

白い釉薬タルクマットを還元焼成で焼く

白い釉薬には志野釉やタルクマット釉などがありますが、赤土を使用して還元焼成を行うと非常に味わい深い仕上がりになります。やや粗めの赤土にタルクマット釉を掛けるとこの写真の様になるます。先回紹介した白化粧の粉引風に仕上がります。使用していないのに、既に使いこんだような味わいが出てきます。

サイズ:w97(mm)×39h(mm)×d97(mm)

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この器は下記のサイトにて販売中

赤土を使用し、鉢の内側はタルクマット釉を厚くしたり薄くしたり掛け方に差を付けました。還元焼成により器全体にやきものらしさが出る様に配慮しています。釉薬が大きく変化して独特の味わいが感じられるモダンな形状の器になりました。

サイズ:w122(mm)×55h(mm)×d122(mm)

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この器は
下記のサイトにて販売中

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